2012年1月8日日曜日

推込(しごめ)分水路

 さつま町を流れる川内川は、虎居の推込(しごめ)と言うところで鋭角に曲がっておりまして、洪水の時はそこで川の水が停滞するものですから、平成18年の大雨の時に虎居地区が水没する原因となったものです。

 そこで、河川激甚災害対策特別緊急事業により、下の写真の赤線で囲んだ部分を掘削して、推込(しごめ)分水路がつくられたのですな。


 鶴田ダムの水量調整も一因であると言うことで、川内川の災害対策工事は地域の観光にも役立つように美観も考慮して工事されており、この推込分水路もそうですが、轟の瀬からここまでの河岸や河川敷も綺麗に整備されつつあります。

 事情はどうあれ、国に多額のお金を さつま町につかってもらっているわけですから、有効に活用することを考えるべきなのですが、さつま町のほうが困ったことにやる気が感じられない。

 完成する前に情報発信することも大事だと思うのですがね。

 実際問題として、現在のさつま町のホームページの運営の仕方では、更新が困難でありますから情報発信しにくいと言う事情もあるでしょうが、ブログやFacebookを併用するなどやりかたもあるわけですから、情報発信する気があるのならもっと精進していただきたいと思います。

 知ってもらわない事には、観光客が来るはずも無いわけですからね。


 こちら、夏ごろに川内川の対岸から撮った推込分水路の写真です。

 けっこう人工美と自然の美が調和した面白い風景なのですが、宮之城橋や対岸を通る通行量の少ない国道504号線からもチラっとしか見えないので、あらかじめ観光客に知っておいてもらわないことには観光資源としては役に立たないのですな。


 国土交通省のほうは、近隣に宗光寺公園や北薩広域公園もあることを考えたのか、轟の瀬から推込分水路の周辺にかけて、公園としても利用価値のあるような河川敷の整備をしており、推込(しごめ)分水路も公園のように整備されています。


  駐車場も整備されていますが、現在は入り口のほうで閉鎖され車の乗り入れはできないようになっています。



 遊歩道も整備されており、植樹された木々が生長した頃には公園らしい景観になっていると思います。


 分水路の上流側からは川内川本流と紫尾山が観える美しい風景です。



 分水路の下流側からは、宗光寺公園や北薩広域公園が観えまして、この地域の公園を総合的に活用すれば巨大な自然公園にもなるかと思います。


 分水路が出来たことで、さつま町の中心部にいきなり島ができたわけですが、その島のほうも整備すれば本当に広大な自然公園ができることになります。

 島から分水路の対岸や、北薩広域公園につり橋でもかければ、遊歩道がつながり総合的に使えるようになると思うのですがね。


 観光客が訪れて、そのような声が出てくるようになれば、つり橋をかける予算も出てくるかも知れませんし、通行料などでその維持費を稼ぐことも出来るかも知れません。

 現在の分水路までの道は遊休農地が多く、公園と言う感じがしないのですが、ヤギなどで除草し荒廃しないようにすれば、そのヤギも観光につながると思います。


 さつま町の観光課や観光協会のほうでもFacebookを活用して、町民や観光客から色々な意見やアイディアを求めていただきたいところ。

 そこでは、町民と観光客の交流も図れることになりますから、ますます観光の活性化につながると思うのですが、いかがなものでしょうか?


ρ(・・。) クリックで、さつま町の観光の活性化のご協力をお願いします。
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