2012年3月13日火曜日

蠢くゼネコン、復興バブルの足音

東日本大震災:がれき受け入れ 出水市長「検討」表明 /鹿児島 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20120309ddlk46040578000c.html
 出水市の渋谷俊彦市長は8日の市議会一般質問で、東日本大震災被災地の岩手、宮城両県の災害廃棄物受け入れについて問われ、受け入れを検討する姿勢を示した。 
 同市は阿久根市、長島町とともに北薩広域行政事務組合(理事長=渋谷市長)を構成し、ごみを処理している。渋谷市長は「安全な震災がれきの処理は、全国各地で分かち合うことが求められている。安全性が確実に保障され、市民らの十分な理解が得られた場合は、検討しなければならない」と答弁。県や2市町と協議する考えを示した。【宝満志郎】
 上は3月9日の記事、2月3日はそれが予想されるような記事が出ています。

 出水市と県産業廃棄物協会 災害時応援協定結ぶ / 西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/285335
 鹿児島県出水市と県産業廃棄物協会(三谷純夫会長)は2日、地震や台風などの災害時の廃棄物処理に関する応援協定を締結した。県内の市町村が同協会と個別に結ぶのは初めて。 
 協定は、災害でがれきなどの産業廃棄物が大量に発生した場合、協会が運搬や処理で全面的に協力するという内容。 
 市役所で調印式があり=写真、渋谷俊彦市長と三谷会長が協定書に調印した。渋谷市長は「出水市では過去に水害など、大きな災害があった。迅速な対応で市民の安心安全を守りたい」と話した。

 出水市の渋谷市長は、「安全な震災がれきの処理は、全国各地で分かち合うことが求められている。」とのたまわれますが、本当ですかね?


朝日新聞デジタル:復興に向けて 首長に聞く -マイタウン岩手
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001202290001
 現場からは納得できないことが多々ある。がれき処理もそうだ。あと2年で片付けるという政府の公約が危ぶまれているというが、無理して早く片付けなくてはいけないんだろうか。山にしておいて10年、20年かけて片付けた方が地元に金が落ち、雇用も発生する。 
 もともと使ってない土地がいっぱいあり、処理されなくても困らないのに、税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこにあるのか。
 常識で考えて全国に運び出す輸送コストを考えてみれば、とてつもなく無駄な話なのですよね。

 「絆」と言う言葉を弄んでいるだけのことで、ガレキ処理に便乗して税金を貪りたいだけの話なんです。

 本当に「絆」を口にするのであれば、輸送コストは受け入れ自治体の負担でやるべきだと思いますけどね。


 民主党や自民党など土建屋さんを票田とする政治家が、土建屋票目当てに税金をバラ撒きたいだけの話なんです。

 民主党も自民党も選挙対策と言う点では事情が一致してるのかも知れませんね。


 おかげで、こんなニュースも報じられています。

蠢くゼネコン、復興バブルの足音(1)
http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/fc06f319c006997efe6f0bf6201d2c5b/
 宮城県仙台市国分町。東北地方随一の歓楽街は今、バブル時代と一見、見間違うかのような、好景気に沸いている。 
 「6月から新車の販売が動き出した。多かったのは、土建屋、コンクリ屋、ゼネコンの下請け。7~8月にはこれら中小企業のオーナーが買い始めている。東日本大震災の復興需要で仕事が入り、ずいぶんカネ回りがいい。節税対策も兼ねているようだ」。仙台市内にある自動車ディーラーの支店長は熱く語る。
蠢くゼネコン、復興バブルの足音(2)
http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/fc06f319c006997efe6f0bf6201d2c5b/page/2/

蠢くゼネコン、復興バブルの足音(3)
http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/fc06f319c006997efe6f0bf6201d2c5b/page/3/

蠢くゼネコン、復興バブルの足音(4)
http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/fc06f319c006997efe6f0bf6201d2c5b/page/4/

 引用した部分から面白そうだと思われたら続けて読んでいただきたいと思います。

 こちらのブログの記事もよくまとめてあります。

日々妄想。日々迷想。: 震災と瓦礫と広域処理。その隠されていた事実
http://mousou-meisou.blogspot.com/2012/03/blog-post.html


 阿久根市・出水市・長島町の共有するごみ焼却施設は、更新の時期が来てるのもありますから、県や国からの裏取引があるのかも知れませんね。

 長島町がどう出るかわかりませんが、おそらく阿久根市の西平よしまさ現市長もがれきの受け入れを表明するかも知れませんね。

 基本的に県や国から金をもらうことしか考えられないような人物でございますから。


 ガレキを税金を使って全国に輸送して、全国に助成金をばらまいてガレキを燃やしたところで、何も産したわけではありません。

 政府紙幣ではなく国債を使っての事業となりますから、次の世代に借金を押し付けるようなものですね。

 政府紙幣でもただバラ撒けば経済効果は期待できないのに、国債でそれをやったらどうなるものでしょうかね?

 目先の損得でしか物事を考えられないような人間が政治家や公務員じゃ困るのですがね。


 ガレキを処理するのに非常に面白いことを考えた人がいます。

宮脇 昭「いのちを守る300キロの森づくり」
震災復興ガレキの山は貴重な地球資源
津波から生命と財産を守る切り札
ヘドロも木にとっては貴重な栄養分
 
(財)地球環境戦略研究機関 国際生態学センター 宮脇 昭(みやわきあきら)氏による、震災によって出た大量のガレキを再利用し、土地本来の本物の森による防潮林(防潮堤)の提案VTRです。
関連記事:
防潮林 | ツナガルJAPANプロジェクト
http://www.tunagaru-japan.net/bochorin.html


 ガレキをただ燃やすだけでなく、資材として活用し防潮堤を築く事業です。

 無駄な輸送コストをかけるぐらいなら、全国の土建屋さんが東北に集い、一気に築いてしまえば良いのではありませんかね。


 政府紙幣にしても国債にしても皆のお金です。

 皆が納得できる使いかたをすべきだと私は思います。


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