2012年12月2日日曜日

阿久根市給食センターの不思議な決算


 平成23年度の学校給食センター運営委員会の資料を観ると、色々と不思議な計算がしてあるらしい。

 平成23年度の徴収済みの給食費の総額が81,086,031円で、食材費としての支出が87,894,725円で、6,808,694円の不足。平成23年12月末まであった繰越金(食材を購入せずに溜め込んだと思われるお金)が7,066,389円あったはずなのであるが、3ヶ月後の年度末では5,388,844円減額されて、1,677,545円になってしまっているとか。

 毎年給食費の未徴収金があるのに、繰越金があると言うのも不思議な話なんですが、何故か平成23年度にはその繰越金が500万円も消えているのですね。

 何に使ったんだろうねぇ?野崎清二所長

 ちなみに、平成24年7月13日の学校給食センター運営委員会の決算の資料の数字ですが、学校長と教育委員会はこれを問題視しなかったそうな。

 ザルなのか?一つ穴のムジナなのか?


 と、Facebookではここまで先行して情報発信したのですが、この話には続きがあります。

 給食センターの決算資料からの数字ですんで、大河原さんで無くても気づけるような問題なのですが、運営委員会のほうからは何の問題視もされなかった。

 その辺に疑問を感じた大河原さんは、給食センターの所長が休暇で留守の日に監査役の折多小学校の校長を訪ねて次のように申し入れされたそうな。


大河原さん:
「平成23年度の保護者から徴収した給食費の総額が 81,086,031円であるのに対して、食材費としての支出が 87,894,725円であり、6,808,694円の不足が生じていることとなっています。一方、平成23年度末(平成24年3月31日)現在では、その3か月前の平成23年12月末日まで有った筈の繰越金(食材に使わずため込んだお金と言える)が 7,066,389円有った筈なのに5,388,844円減額されて1,677,545円にされてしまっています。このことについて、監査で問題を感じなかったでしょうか。こんな経理を承諾した学校給食センター運営委員会は機能していると思いますか。保護者に説明がつきますか。」
 給食センターの所長の留守中ではありますが、市民の公益のための申し入れですから私は正当なものと考えます。

 こう言う報告をされることを嫌がって、給食センターの所長が大河原さんの学校回りを妨害してることは今までの経緯から予測がつきますから、給食センターの所長のほうが市民の公益の妨害をしてるわけですね。

 さて、それに対する校長の回答はと言いますと、

折多小学校校長:
「私たちの監査は、給食センターの野崎清二所長から示された、食材購入の請求書の金額と、これを支払ったとされる預金通帳の額を照合させてもらうだけで、保護者からの徴収や食材支払の全体額、或いは、繰越金の減額などのチェックはさせてもらっていないので分らなかったのです。」


 と、何の言い訳にもならない誤魔化しの回答だったようです。給食センターの決算資料から読める数字の話ですからね。

 「私はザルです。」と自ら口にしてるようなものです。

 折多小学校の校長が給食センターの所長に電話されたかどうかはわかりませんが、その2時間半後ぐらいに休暇をとっているはずの給食センターの所長から大河原さんに電話があったそうな。

野崎清二阿久根市給食センター所長:
「参事は誰の許可を得て、折多小学校へ行ったのだ。」

 野崎清二所長が給食費の未徴収金の問題を放置しておいたわけでありますから、西平良将現市長の特命として大河原さんが給食センターに派遣されたわけです。

 それが大河原さんへの西平良将現市長を通じての阿久根市職員労働組合の嫌がらせだとしても、大河原さんの仕事を妨害する権限は野崎清二所長には無いはずですけどね。

 野崎清二所長が計算した数字かどうかまでは、連絡者(組合内の公益通報者)からは聞いておりませんが、平成23年度の決算はつくづくおかしな数字です。

食材費 87894725
納入額 81086031
-----------------
過不足額 6808694
充足率 92.25%
 確かに、上(87894725)から下(81086031)を引くと6808694にはなりますが、給食費の納入額に対して食材費が異常に大きい決算になっているのですな。

 1年度単位で集めている納入額(給食費)で、6808694円も多い買い物をしてると言うことになると思うのですが、未徴収金の問題も解決出来ない状況下において、将来生徒数が増えるわけでも無いのに赤字になる買い物をして良いものか?

 ちなみに、給食費を次年度に繰り越すことは、他人の給食費で他人の子供が給食を食べることになるので本来やって良いことでは無いのですな。

 大河原さんを給食センターに派遣したことで、阿久根市の給食センターの問題が発掘されたのは、西平良将現市長にとっては藪蛇かも知れませんが、市の公益を考えるならきちんとこの問題を追求していただきたいものですな。


 それが出来ないようなら、やはり阿久根市職員労働組合が仕立てあげた市長でしかなかったと言うことです。



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