2013年4月29日月曜日

市民の寄付金でつくられた枕崎駅(2100万円)と県の補助金7000万円をかけてつくられる阿久根駅(総額1億200万円以上)

新駅舎はレトロ風…JR枕崎駅 : 鹿児島 : 九州・沖縄 : 鉄道ニュース : 新おとな総研 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/otona/railwaynews/11/kagoshima/20130418-OYT8T00441.htm?cx_text=09&from=yoltop
完成したJR枕崎駅の新駅舎
 市民らの寄付金を集めて建設が進められていたJR枕崎駅(鹿児島県枕崎市)の新駅舎が完成した。 
 28日の落成式の後、本土最南端の始発・終着駅の新しい玄関口として利用が始まる。 
 焦げ茶色を基調としたレトロ風の木造平屋で、約52平方メートル。柱には枕崎木材組合(吉嶺忠組合長)が寄贈した30センチ角の杉が使われた。駅舎内には枕崎市ゆかりの神話にちなんだ山幸彦の像(高さ1・8メートル)、駅舎外には「かつお節行商の像」(同1・6メートル)が設置され、乗降客を出迎える。 
 同駅は1931年に南薩鉄道の駅として開業。63年に旧国鉄が乗り入れ、2路線が共有する駅となった。駅舎は南薩鉄道が廃線になった後も残ったが、駅周辺の再開発に伴い、2006年3月に解体され、ホームだけの駅となった。 
 駅舎の復活を望む多くの声を受け、市や商工観光団体などが昨年3月、枕崎駅舎建設期成会(会長・神園征市長)を設立。今年3月までに市民や市出身者らから約2300万円が寄せられ、建設費約1500万円などに充てられた。駅舎の維持管理費などにも使われる予定で、市は引き続き、寄付を呼びかけている。 
(2013年4月18日  読売新聞)
 阿久根駅も新幹線から外れた駅でハブ駅でもなく、観光で稼ぐしか無いような駅です。

 肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」に便乗するような形で、それを言い訳にして多額の税金を使って駅舎の整備をしようとしているのが、西平良将現市長の阿久根市です。


 「阿久根市議会へ行こう」 竹原えみ 阿久根市議会日記: 阿久根駅舎改築計画 総事業費約1億円
http://akune-emi.blogspot.jp/2013/04/1.html
 県の補助金約7,000 万円、阿久根市約3,000万円で、阿久根駅を改築します。 
 議会での説明はお金の出所だけの説明で、「建物の構想は決まっていない、お金を約1億使っていいか?」という内容のものでした。こんな乱暴な議会があるでしょうか? 
 どんな建物を作るか決まっていないのに、 税金1億円以上を使う事の是非を問う議案でした。 工事費予算額6,000万円、総事業費1億200万円(工事費の1.7倍) 
 私は採決に参加を辞退しましたが、私以外の議員全員一致で賛成可決しました。 
 駅舎に飲食店、観光案内所、売店を作り、西平阿久根市長は黒字を見込んでいると答弁しました。 
 皆さんそう思われますか?

 採決を辞退するより、議会で1人でも反対したほうが良かったと思うのですがね。

 他の改革派の議員も、えみ議員が採決を辞退したのと同じ理由で仕方なく賛成されたところもあると思います。

 自分だけが市民のために闘っていると言うような表現はすべきではないと思いますね。
 実際問題として駅舎の老朽化と言う事情もあるから、県からそれなりの補助金が出ていると言う事情もあると思います。その時点では無碍に反対と言うわけにもいかなかったのではないかと思いますね。

 もっとも、西平良将現市長のやり方がデタラメなやりかたであることは確かではあるのですけどね。


 おそらく、枕崎駅の市民の寄付による駅舎建築の前例が出来たことですから、次の議会では他の改革派議員のかたがたも賛成されるかどうかが怪しくなってきます。

 7千万もの県の補助金を投入して、阿久根市の予算も足して1億2千万円を超えるような阿久根駅の改築事業は、他の市町村の目を気にするならはっきり言って賛成出来るような代物ではありませんからね。


 億単位の予算で駅ビルみたいな立派なものを阿久根駅としてつくったところで、駐車場が整備されていなければ話にもなりません。

 「おれんじ食堂」の観光客だけを対象にしていたとしても、短い停車時間では買い物もする暇も無い。おれんじ食堂で阿久根の風景を知ってもらってから、その後ゆっくりと阿久根観光を楽しんでもらおうと考えるなら、いずれにしても駅前の駐車場の整備のほうが先で、駅舎は簡素でセンスのあるもので良いわけです。

 そうすりゃ、必然的に阿久根駅前の商店街で買い物と言うことになるわけですから、駅ビルだけにお金が落ちると言うことも無いわけですね。


 駅ビルで稼ぎたいのか?商店街で稼ぎたいのか?

 どうも西平良将現市長の取り巻きの職員や市民のビジョンはいい加減なもののようです。

 とりあえず箱物つくって、とりまき市民だけ良い思いをしたいと言う気持ちは伝わりますけどね。


 枕崎市の場合は市民の寄付で駅をつくるだけあって、情報発信にも積極的です。


枕崎鰹船人めし | 鹿児島県 | B級グルメナビ!
http://b9navi.com/?p=1034

 テレビやラジオで報道されたのは、阿久根市の「ウニ丼まつり」と同様ですが、阿久根市の場合は観光協会や市職員や市民による積極的な情報発信は皆無と言って良いほど。

 「枕崎鰹船人めし」で検索すればわかることですが、枕崎市の場合はネットを活用しての積極的な情報発信がなされていまして、Facebookページもあります。

枕崎鰹船人めし
https://www.facebook.com/mkfunadomeshi


 阿久根市の西平良将現市長の市民グループの「阿久根の将来を考える会」は残念なもので、政治的な意見もなく、阿久根市の観光情報の発信もほとんど無い。

 見かけるの仲間うちの呑んかたや、ゴルフコンペの投稿ばかり。


 さすがに枕崎市の市民の寄付による駅舎の建設の話が出た後には、、県の補助金を7000万円もつかって、総額1億200万円もの予算を使って閑古鳥が鳴きそうな駅ビルの事業は彼らも見なおさざるを得なくなると思いますけどね。

 今後の彼らのfacebookでの投稿活動に期待したいところです。


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追記:1億200万円を読み間違えて、1億2千万円と書いていた部分がありましたので修正しました。

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